建仁寺・両足院の観光・アクセス・駐車場案内

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黒田長政が身につけた毘沙門天

2014年の冬、NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」にあわせて建仁寺の両足院が特別公開されました。

 

なぜなら両足院には官兵衛の息子、黒田長政が関ヶ原で身につけていた毘沙門天が秘仏として奉納されているから。

 

この毘沙門天は長政が兜に入れて戦ったらしく、大きさは7cmあるかないか、日本でも最小クラスの秘仏でしょう。

 

秘仏はもともと源義経が天狗から修行を受けた伝説の残る、洛北の鞍馬寺にあったもの。
ここに祀られている毘沙門天の内部に収められていた胎内仏だったという話ですから、この小ささにも納得ですね。

 

実際に関ヶ原で勝利をもぎ取り福岡52万3千石(実質100万石)の大大名になったことから、開運・勝利のご利益があると深く信仰されています。

 

ちなみに実質100万石というのは表高(おもてだか)が52万3千石というのに対して内高/実高(うちだか/じつだか)が100万石ということ。

 

表高は幕府への表向きの税収で、内高は実際にとっていた税収。
単に税が重かったり後から努力して生産力を上げた例もありますが、福岡藩は最初から実質100万石相当と言われる土地でした。

 

これは本当は100万石くらいだけど幕府に対する義務は52万3千石で良いよ、という意味でそれだけ黒田長政が徳川家康から配慮されていた証しです。

 

父親の官兵衛も太閤検地では石高を自己申請して良い特権を得ていたので、親子そろって優秀だったことが伝わってきますね。

両足院はお饅頭発祥の地?

この両足院の由来は建仁寺の住職であった龍山徳見(りゅうざんとっけん)和尚が開いたものです。

 

龍山和尚は建仁寺を建立した栄西禅師と同じく中国で修行してきたのですが、1349年に帰国したとき林浄因(りんじょういん)という中国人の在俗(出家していない)のお弟子さんが日本へやってきました。

 

林浄因が饅頭(マントウ)という中華まんを日本で広めるためにした工夫、それが肉のかわりに小豆の餡を使う饅頭(まんじゅう)の始まりとされています。

 

この饅頭は当時の京都でも大人気となり、後村上天皇から林浄因へ宮女を下賜。

林浄因と宮女の結婚式で配られたのが紅白のお饅頭、今ではお祝い事の定番となる紅白饅頭なんですよ。

 

林浄因の子孫は応仁の乱で京都中が戦果にさらされたとき、三河(愛知県)の塩瀬村へ避難しました。

 

このとき姓を塩瀬に改名、現在は東京で老舗和菓子を経営している塩瀬総本舗です。
塩瀬のお饅頭、有名ですからあなたも食べたことあるかも?

 

ところで林浄因は一時期奈良市の漢國神社(かんごうじんじゃ)近くで店を開いていました。

 

漢國神社内にある林神社(りんじんじゃ)という日本唯一の饅頭神社がその場所です。

 

1615年の大阪夏の陣で徳川家康が真田幸村の猛攻で本陣まで攻め込まれた折に、逃げ延びて何とか態勢を立て直したのがこの林神社という話が伝わっています。
両足院は何かと開運・戦勝に縁があるところなんですね。

拝観は初夏が狙い目です

両足院は塔頭(小寺院)にしては大きめのお寺で、とくに書院前庭が自慢です。

 

この庭園の水辺には半夏生(はんげしょう)という草が生えているのですが、これが初夏にだけ上から3枚ほどの葉が部分的に白くなる。

 

半化粧(はんげしょう)とも言われる由来ですね。

 

建仁寺は祇園の南にありますから、芸妓さんらが夏の風物詩として愛でていたこともあったとか。

 

両足院ではこれにあわせて6月の頭から7月初旬にかけて特別公開されます。

 

正伝永源院にあった織田有楽斎の国宝茶室・如庵(じょあん)の写し(レプリカ)である水月亭があって、公開期間中にはお茶をいただけることも。
100%の両足院を楽しむなら間違いなく初夏がおすすめですよ。

両足院ならではのお守り

この両足院でお守りといえば、やはり開運・勝利の勝守(かちまもり)

数ある勝守の中でもこの黒くて渋いデザインのものは、ちょっと無いんじゃないでしょうか?
正直カッコイイです。

 

前には長政公の黒漆塗桃形大水牛脇立兜(くろうるしぬりももなりだいすいぎゅうわきだてかぶと)。
後には黒田家の家紋である黒田藤巴紋(くろだふじともえ)。

 

藤巴の紋は官兵衛の母であり最初の主であった小寺氏のもので、小寺の姓を賜るほど重用された官兵衛の父に与えられたもの。

 

また信長に敵対した荒木村重を説得しにいった官兵衛が伊丹城(有岡城)の牢に一年以上も幽閉されたエピソードがあります。
そのとき官兵衛の心を支えたのが牢から見える藤の花でした。

 

このお守りは黒田官兵衛、長政のファンアイテムとしても面白いですね。
値段は500円、建仁寺でも両足院でしか買えませんよ。

拝観時間

6月13日〜7月10日 10:00-16:30(閉門17:00)
7月4日、5日は拝観休止

 

拝観料 大人600円

アクセス

両足院は建仁寺境内の東側にあります。
詳しくは建仁寺のアクセス項目を参照してください。

駐車場

建仁寺駐車場がそのまま利用できます。
その他注意事項含めて建仁寺をご覧下さい。

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