高台寺の観光・アクセス・駐車場案内

拝観時間
アクセス
駐車場

東山観光のスタンダード・ねねの道

高台寺は東大路通よりもさらに東、ねねの道と呼ばれる石畳の道沿いにあるお寺です。

 

この寺は高台院ことねねが夫、豊臣秀吉を弔うために建立した菩提寺という歴史的な価値だけでありません。

 

北は祇園さんこと八坂神社知恩院へと続き、南は八坂の塔(法観寺)・清水寺へと伸びる東山観光の中心地が高台寺といえるでしょう。

台所坂から高台寺へ

初めて高台寺を訪れる方がちょっと迷うのは高台寺・圓徳院(こうだいじ・えんとくいん)の存在です。

 

ねねの道に高台寺の名前で立派な門構えをしているため、「ここが高台寺の入り口かな?」と勘違いしちゃうんですよね。

 

正解は圓徳院の向かい側にある細い階段を上がりましょう。
ここは台所坂といって、ねねが秀吉の墓所へ通うのに使った道なんですよ。

 

一方、高台寺駐車場は直接高台寺の入り口へ向かえる高所にあるため台所坂を通る必要がありません。

 

ですが台所坂は静かに流れる水音が響く、とても雰囲気の良いところです。
圓徳院や月真院の拝観ついでに通っておくことをおすすめします。

祇園閣って知ってましたか?

高台寺の拝観コースで一番最初に目に飛び込んでくるのは、何と言ってもこの祇園閣(ぎおんかく)でしょう。

 

この建物は大雲院祇園閣(だいうんいんぎおんかく)といって、本能寺の変で父信長といっしょに亡くなった長男、織田信忠(大雲院)の菩提寺です。

 

祇園祭の山鉾を模した祇園閣は、銅板葺きの屋根になっており金閣・銀閣に次ぐ銅閣になるべくデザインされました。
そのため大雲院は銅閣寺という別名があるんですよ。

 

大雲院には信長・信忠親子が弔われている他、秀吉によって三条河原で処刑された石川五右衛門の墓もあります。
こういった豆知識をもって祇園閣を見てみると、また違った感傷が出てきませんか?

北の参道を通って偃月池へ

祇園閣に次に茶室、遺芳庵(いほうあん)が見えてきます。

 

ここで注目していただきたいのは遺芳庵の丸窓。
円の底辺が一部だけ直線になっているこの窓は吉野窓といいます。
京都で一番格の高い遊郭・島原の二代目吉野太夫が好んだことが由来ですね。

 

教養と美貌で知られる吉野太夫でしたが、わざとまん丸=悟りの境地から崩すことで完全ではない自分を戒めたと伝わっています。
吉野太夫に興味が出たあなたには、有名な吉野門で知られる京都・鷹峯の常照寺もおすすめします。

 

高台寺には二つの池があって、先に目に入ってくるのが偃月池(えんげつち)
目の前が急に開けて東山を望む景色は思わず立ち止まってしまう雄大さです。

 

池上に渡された通路に少し屋根が高くなっている部分がありますね。
ここは観月台といってねねが月を見上げて夫を偲んだ場所です。

屋内拝観はこちらから

歩を進めるとそのまま池に沿って先を行くか、一度屋内に上がるかと選べます。

いちいち靴を脱ぐのを嫌ってたまに先へ行ってしまう方もいますが、これはちょっともったいない!

 

屋内に入ると書院から方丈へと誘導されますが、方丈前庭をちゃんと見られるのはここから。
とく夜間特別拝観の折に先へ進んでしまい、方丈前庭のライトアップを柵越しに見てあわてて戻る方もいます。

 

方丈では縁側に座ることも出来るので、足を休める意味でも屋内拝観を楽しんでおきたいですね。

開山堂と臥龍池

再び外に出て、開山堂へ向かう参道越しにもう一つの臥龍池(がりょうち)が見えてきます。
この臥龍池に映る景色こそが高台寺最大の見所。

 

とくに夜間ライトアップで鏡池となった臥龍池に映る臥龍廊や山上の霊屋(たまや)は、みな足を止めて魅入る幻想的な光景ですよ。

 

また開山堂は前方が秀吉の屋形船の格子天井、中央がねねの御所車の天井が使われています。

 

中に入ったら前だけでなく上も見上げておくと、ちょっとわかってる感じですね。

霊屋と二つの茶室

開山堂へお参りすると、いよいよ霊屋へ。

急に山道を登るルートになるので嫌がるお父さんもおられますが、霊屋は太閤秀吉とねねが眠る墓所。

 

開山堂から霊屋へ続く臥龍廊の急カーブを上から見ておくのも面白いですよ。

 

霊屋から少し戻り、さらに上へ登っていくと正面に廊下でつながった二つの建物が見えてきます。

どちらも伏見城から移築した秀吉が好んだ茶室で平屋は傘亭、二階建てが時雨亭ですね。

 

傘亭は伏見城にあったとき西側の入り口が水路につながっていて舟で直接乗り入れることが出来ました
入って左手の畳が少し高くなっていますが、ここは秀吉とねねの専用席だったんですよ。

 

時雨亭はとても珍しい二階建ての茶室

一階が水屋などのスペースで二階で客をもてなします。

 

当時は二階から大阪を望むことが出来たらしく、夏の陣では大坂城が炎上するさまを見てねねは涙したという逸話もありますね。

 

高台寺は豊臣家の栄華と終焉をぎゅっと凝縮したような場所なのかもしれません。

 

お茶室の裏手からは竹林に沿って帰路へ入ります。
わりと急な坂道なので足元にお気を付けください。

御陵衛士屯所はねねの道沿いに

最後に、高台寺には新選組から離脱した伊東甲子太郎(いとうかしたろう)たち御陵衛士(ごりょうえじ)たちの屯所跡があります。

御陵衛士たちの別名、高台寺党の由来ですね。

 

屯所となった高台寺・月真院はねねの道沿いにあります。
台所坂を下りて右手、30〜40mほど歩きますが石碑や案内札が立っているのですぐわかるでしょう。

 

圓徳院の出口に近いので、共通拝観券をお持ちの方は先に圓徳院をまわっても良いですね。

ライトアップ

高台寺は春・夏・秋と頻繁に長期間ライトアップすることで有名です。

また日没からライトアップを始め昼から継続して拝観できるので、並ばずのんびり鑑賞できるのは嬉しい限り。

 

あえて欠点を言うならライトアップ期間が長すぎて、まだ桜や紅葉が色づいてないときから開始していることくらいでしょうか。

 

昼夜で変わらず屋内外を散策できることもあって、おすすめできる観光地ですね。

拝観時間

09:00-17:30(受付終了17:00)

 

拝観料 大人600円、小中学生250円 高台寺掌美術館との2ヶ所共通券扱い
3ヶ所共通割引券 900円 高台寺、高台寺掌美術館、圓徳院

 

高台寺掌美術館は圓徳院出口付近2Fにある美術館です。
単独での入場料は300円

ライトアップ・夜間特別拝観

ライトアップが盛んな東山でも高台寺はとくに長期間ライトアップを行います。
また昼夜入れ替え制ではなく、昼間から続いて拝観できるのも特徴ですね。

 

2014年ライトアップ
3月14日〜5月6日 日没後-21:30(受付終了) 春の特別展と夜間拝観、3月23日までは京都東山花灯路2014も兼ねる
7月6日〜7日 日没後-21:30(受付終了) 七夕会・夜間特別拝観 17時以降の拝観料は500円
8月1日〜18日 日没後-21:30(受付終了) 燈明会・夜間特別拝観
10月25日〜12月10日 日没後-21:30(受付終了) 秋の特別拝観

アクセス


大きな地図で見る
京都市東山区高台寺下河原町526番地

 

京都駅

京都駅では市バスD2のりば(206系統)
「東山安井」下車、徒歩5分

 

バス停から南東に見える高台寺南門通りへ。

そこから東へ進み高台寺駐車場の角で左折して北上するのがわかりやすい道です。
左手に高台寺圓徳院の門構え、続いて右手に高台寺台所坂が見えてきます。

 

もう一つ慣れた人だけが使う近道
こちらも紹介しますね。
バス停から北の東山安井交差点を東へ進み、突き当たりの下川原町通少し北の路地から「ねねの小径」へ入れば圓徳院出口側から「ねねの道」にアクセスできます。
下川原町の路地は家と家の隙間のような場所ですが、京都ならではの裏路地を体験できますよ!

 

京都駅からさらに電車で東山近辺に行くには、東福寺経由で京阪電車へ乗り換え地下鉄阪急電車で河原町駅を使います。
京阪「清水五条」駅は清水寺観光、京阪「祇園四条」・阪急「河原町」駅は八坂神社知恩院への拝観も兼ねるときに便利ですよ。

 

帰りは八坂神社、知恩院、南禅寺、銀閣寺といったより北側からの乗客がすでに乗っています。
春秋の観光シーズン、とくに夜間拝観期間の帰路には満員通過もありえるので、市バスだけでなく電車の利用も考慮しましょう。

京阪電車

「祇園四条」駅の東、四条通北側のバス停から市バス206系統で「東山安井」下車、徒歩5分
バス停「東山安井」からの道は上の京都駅からの項目を参照です。
こちらは道の東側のバス停という点だけ注意してくださいね。

 

一般的には「祇園四条」駅から歩いて参拝することが多いでしょう。
四条通を東へ突き当たり、八坂神社円山公園を散策してから南へ「ねねの道」に沿って歩いて行くルートが好まれますね。
寄り道せずに歩いた場合は徒歩15〜20分といったところ。

阪急電車

「河原町」駅の西、四条通北側のバス停から市バス206系統で「東山安井」下車、徒歩5分
あとは京阪電車と同じです。
徒歩なら20分前後になるでしょう。

地下鉄・京阪京津線

「東山」駅の西、東山三条交差点を左折して南を少し進んだ場所に「東山三条」バス停。
市バス206系統で、「東山安井」下車、徒歩10分
京阪電車の項目も参考にしてください。

 

「東山」駅から時間を掛けて観光する方もいます。
駅の東へ進むと平安神宮が見える三条神宮道交差点があります。
そこから青蓮院知恩院円山公園と南へ下っていけば東山名所を網羅できますよ。

 ※画像はクリックで拡大します

駐車場

高台寺は南に隣接して専用駐車場があります。
150台のスペースなので東山観光の拠点にもおすすめですよ!
東大路通から高台寺南門通りへ入って直進しましょう。

高台寺駐車場

収容台数 大型バス20台(予約制)、普通車150台
駐車料金 1時間まで500円 08:00-23:00 30分毎に250円、23:00-08:00 60分毎に100円、高台寺または圓徳院拝観券で1時間無料、3ヶ所共通拝観券で2時間無料
営業時間 24時間

収容台数は東山最大クラスですが、春秋の東山ライトアップの時期にはさすがに戦場と呼べるほど混雑しがちです。
あらかじめ少し離れた駐車場を把握しておくのをおすすめします。
京都府の県外から来られるあなたは低コストのこちらも参考になりますよ。

岡崎公園駐車場

収容台数 普通車506台
駐車料金 最初の1時間まで500円、30分毎に200円、1泊700円(22:30-7:30)、最大1300円(1泊分は別)
営業時間 7:30-22:30


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